多人数から一人の勝者を速やかに決定するじゃんけん(ゲーマーじゃんけん)

1/11/2023

t f B! P L
ルール

①グー、チョキ、パーを出した人数を数えます。最も少ない人数の手を出した人が残り、それ以外は敗者になります。
②残った人は通常のじゃんけんのルールで勝者を決めます。


解説

多人数から一人の勝者を最小の試行回数で決定する方法です。通常、じゃんけんは参加人数が増えるほど「あいこ」の確率が高くなり、多人数で行うのは不向きです。この方法ならほとんどの場合に敗者が出るため、長引くことはほとんどありません。また、敗者の決定ルールが追加されるだけであり、参加者がやること自体は通常のじゃんけんと何ら変わらないため、導入は容易です。

参加者は通常のじゃんけんと同じく、「じゃんけんぽん」等の掛け声に合わせてグー、チョキ、パーのいずれかの手を出します。まず上記のルール①を適用し、次にルール②を適用します。ルール②適用後に複数の参加者が残った場合は、残った参加者だけで再度じゃんけんをします。

例A)グーが2人、チョキが2人、パーが5人の場合:ルール①でパーは敗者となります。その後、ルール②でチョキが敗者となります。残ったグーの2人で、再度じゃんけんをします。

例B)グーが1人、チョキが1人、パーが7人の場合:ルール①でパーは敗者となります。その後、ルール②でチョキが敗者となります。残ったグーの1人が勝者です。

例C)グーが3人、チョキが1人、パーが5人の場合:ルール①でグーとパーが敗者となります。チョキの1人が勝者です。

例D)グーが3人、チョキが3人、パーが3人の場合:ルール①、ルール②とも敗者がいません。このようにグー、チョキ、パーが同数の場合のみ「あいこ」となり、全員で再度じゃんけんをします。

ちなみに、例Aのように2人が残った場合、再度のじゃんけんはルール①が事実上適用されず、通常のじゃんけんと同じになります。

筆者の記憶では1990年代には既にありました。このようなじゃんけんが考案されたのは、カードゲームやボードゲームなどで最初の手番のプレイヤーを速やかに決定するためで、それがゲーマーじゃんけんの名前の由来です。しかし、あまり一般に分かりやすい名称でもないので、もっと良い名称が望まれるところです。


余談

実際のところ日本で考案されたのかどうかも分かりませんが、テーブルゲームの本場ドイツで考案された可能性は低いと考えられます。なぜなら、ドイツのテーブルゲームは最初の手番プレイヤーをランダム要素の絡まない要素(参加者の年齢など)で決定する傾向があるからです。

他に多人数によるじゃんけんの方法としては、司会者1人と参加者大勢のじゃんけんがイベントなどでよく採用されており、比較的ポピュラーでしょう。この方法に比べてゲーマーじゃんけんが優れているのは、司会者を用意する必要が無い点です。

AIは手が変になりやすいが魔法使いであれば魔法をかける手続き的な理由で変な手の形をしているとも解釈でき違和感を覚えにくい効果が期待できる

アクセス数の多い投稿

このブログを検索

ブログ アーカイブ

ラベル

QooQ