【ポケモンSV ランクマッチ シリーズ2】かえんだま型ハピナス

2/03/2023

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概要

特殊アタッカーに後投げする耐久ポケモン。圧倒的な特殊耐久を誇るハピナスがかえんだまを持つことで、状態異常を無効化し、なげつけるによる物理アタッカーの機能停止をも狙う。物理耐久は低いが、弱点である格闘タイプの技を除けば、元タイプ&テラスタイプ一致の物理技でも1回は耐えることが多い。うまく物理アタッカーをやけどにできれば殴り合うことも可能。豊富な特殊技を覚えることができ、追加効果を有し特性てんのめぐみを活かせるものが多い。

なげつける

かえんだまを投げつけることで命中率100%で相手をやけどにすることが可能。1回しか使えないが、おにびの命中率が85%と低めである点を考慮すれば、確実に相手をやけどにできる点は非常に優れている。特殊アタッカーにハピナスを後投げするとシリーズ1では高率に物理アタッカーに交代したが、シリーズ2で使用可能となった強力な特殊アタッカー(例えばハバタクカミやテツノツツミ)は居座って攻撃してくることも多い。タマゴうみを見せると諦めて交代するケースが多いようだ。結局は読み合いになるが、特殊アタッカーをやけどにしても旨味が少ないため、交代直後にかえんだまを投げるよりもタマゴうみを挟んだ方が良い結果に繋がりうることは知っておくべきだろう。

対戦相手からすればハピナスがかえんだまでやけどになった時点でなげつけるを覚えていることは確実なので、ラムのみやおんみつマント持ちの物理アタッカー、あるいは特性ねつこうかんのセグレイブが控えにいれば積極的に交代してくる。なげつけるはみがわりやまもるでも防ぐことができ、いずれの場合もアイテムは失われる。やけどの継続ダメージも地味につらいので、なげつけるが不発に終わることが多いと感じたらなげつけるを外して攻撃技3個にしてもよいだろう。

かえんだまなげつけるが不発でも、なげつけるはこだわりスカーフトリックの対策にもなる。耐久ポケモンはこだわりアイテムを押し付けられると機能停止するが、なげつけることでアイテムを捨てることができ、技の固定を回避できる。実際にはなげつけるを見た相手がトリックを使ってくることは多くない。なげつけるは見せるだけで結果的にトリックを拒む効果があるとも言える。

実際の対戦

ハピナス対ゴルダックの局面。ハピナスが交代直後にさいみんじゅつで眠り(60%)、最長の眠り(33%)かつ、3連続できあいだまが命中する(70%×70%×70%)不運に見舞われたが、驚異的な特殊耐久力で耐え切った。不幸中の幸いで詰めのハイドロポンプが外れ(15%)、タマゴうみで態勢を立て直すことに成功。そしてゴルダックが引くだろうタイミングでかえんだまをなげつける。交代先のハッサムへ見事に命中し、機能停止に追い込んだ。これは対戦相手の立ち回りに助けられた面がある。ねむりから回復してかえんだまが公開情報になったのだから、遅くともゴルダックで倒し切ることに失敗した時点で、かえんだまによる物理アタッカーの無力化を防ぐことに集中すべきだったと言うことができる。実感としてはランクが上位になるほどかえんだまを有効に使える場面は減るようだ。


AIは手が変になりやすいが魔法使いであれば魔法をかける手続き的な理由で変な手の形をしているとも解釈でき違和感を覚えにくい効果が期待できる

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