Pokémon LEGENDS アルセウスのポケモン図鑑、そのポケモン研究ポイントが99999でカンストした。未達成のタスクは多数あるが、ここらで一区切りにしておく。
本作はアクション要素を追加した意欲作である。はっきり言って、かなり面白い。
しかし追加された要素は、どこか既視感がある。ベースキャンプからフィールドを探索し、モンスターを狩猟する。ベースキャンプにはアイテムボックスがあり、ベッドがある。採集したアイテムを組み合わせて新たなアイテムを調合できる。フィールドは基本的に環境音のみ。強いモンスターに発見されそうな状態では緊迫したBGMが流れる。モンスターに発見された状態になると赤い目のマークが現れる。無敵時間のある前転回避。アイテムを横にスライドして選択する。等々、枚挙に暇がない。
つまり新要素はモンスターハンターなのである。これはポケットモンスターに、モンスターハンターをかけ合わせたゲームなのである。違うのは高所からの墜落でダメージを受けることと、アクション要素はそんなに難しくないことくらいだ。
ニンテンドー3DSの2大キラータイトルを合成したゲームと見ることもできる。これで面白くないはずがない。
なお、本作におけるポケモンの捕獲はほぼフェザーボールだけで事足りる。捕獲支援系のアイテムの出番は少ない(ランドロス等の捕獲には必須)。やはり射程。射程はすべてを解決する。
本作でもポケモン図鑑は存在する。というより、主流作に比してより細かなタスクが設定され、ポケモンを調査・研究するという要素が強化されている。フィールドを歩き回るだけでも楽しいので、やり込みが捗る。タスクが進化条件のヒントになっているなど、攻略サイトを見なくても遊べる親切設計でもある。
ヒントと言えば、ラムパルドとトリデプスの入手方法のヒントもなかなか良かった。天冠の山麓の洞窟内に両者の化石を見ることができ、遠い過去にこれらのポケモンが生息していた可能性を示唆している。時空の歪みの中で、生存していた頃の彼らに出会うことができる。ということは、時空の歪みは「その場所の」過去に繋がるのだろうか。いや、この時代にまだ存在しないはずのポリゴンを見ることもできるので、未来に繋がることもあるようだ。
気がつけばポケモン研究ポイントはカンストし、その過程で色違いポケモンを21匹(うち1匹は依頼をこなすと確実に入手できるポニータだが)手に入れることができた。ダイヤモンド・パールのリメイクはシナリオクリアで満足してしまったので、ここまでやり込めるとは思わなかった。間違いなくお勧めできるゲームだが、3Dアクションに慣れていない人にとっては難しいかもしれない。雰囲気もややダーク寄りで、低年齢向けの作品とは言いにくい。
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